トーキョートリップ物語 10/01 更新
小江戸川越で時をめぐるの巻 #03 江戸のパワースポット | Tokyo Trip
小江戸川越で時をめぐるの巻
#03
江戸のパワースポット
@川越まつり会館


日帰り旅行で小江戸川越へやってきたるーさん、みーちゃんと私。名物のお芋でお腹も心も満たされ、蔵造りの町並みをプラプラ歩いていると、「川越まつり」の告知を発見。なんと、約370年つづくお祭りで、しかも昼と夜で全然違った楽しみ方があるらしい! どんなものかと、まずは川越まつり会館で調べてみることにした。

2016年は10月の15日・16日の2日間で開催され、90万を超える多くの人が集まる見込み。
入ってすぐにある長い廊下の壁一面に紹介されている川越まつりの歴史をまずはチェック。川越まつりは、10月の第3日曜日と前日の土曜日に開催されている大きなお祭り。そして最大の特徴が、山車(だし)行事! 江戸時代の元気よさが現代でも再現されている山車行事は、国の重要無形民俗文化財に指定されているそうだ。

昼間の川越まつりは、形や彫刻、幕のししゅうなど、それぞれ違う個性をもった山車を比べながら見て回る。夜は提灯に明りがともり、昼間とは全く違う幻想的な姿となった山車の様子が楽しめる。
早く山車を見てみたい! とわくわくしながら奥の部屋へ進むと、なんと2台の山車と制作途中の山車が迎えてくれる。流れている映像から、お祭りの音が響き渡る…まるでその場にいるかのような臨場感! 昼間は明るいのでいろんな山車のデザインを比べる楽しみがあるのに対して、夜は山車が提灯で照らされるので幻想的な雰囲気。映像が終わると、半纏(はんてん)を着たスタッフが当日のみどころを丁寧に説明してくれる。山車と山車が向かい合わせになり、太鼓、笛、踊りなどの演奏で勝負する「曳っかわせ(ひっかわせ)」という儀式もあるのだとか。川越まつり最高潮の盛り上がりを、ぜひこの目で確かめたい! 日本文化好きのピーちゃんも、ここは誘ってあげたい。するとみーちゃんも、「私もテツヤを誘ってみようかな♡」と、ウキウキのご様子。るーさんも誰か誘えば、トリプルデートになる…!? 私たちは、すでに祭り気分であった。(続く)

山車を舞台に笛、太鼓、鉦(かね)のリズムにあわせ、天狐(てんこ)、ひょっとこ、もどきなどの面を付けた踊り手が、軽やかに舞う。囃子(はやし)は、まつりのムードを引き立て、見物客を魅了する、無くてはならない演出だ。
写真・文/ネネたん(ルミネマガジン編集部)
川越まつり会館
埼玉県川越市元町2-1-10
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電話:049-225-2727
開館時間:(4月~9月)9:30~18:30(入館は18時まで)、(10月~3月)9:30~17:30(入館は17時まで)
休館日:毎月第2、第4水曜(休日の場合、その翌日が休館日)・臨時休業あり
Webサイト:川越まつり会館
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illustration/Mai Takewaki
photos&text/Aya Hamada