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#08 懐かしくて新しい。フレーバー煎餅というこれからの新定番/田中屋せんべい總本家(岐阜県) | Wagashi

和菓子のおはなし 10/06 更新

#08 懐かしくて新しい。フレーバー煎餅というこれからの新定番/田中屋せんべい總本家(岐阜県) | Wagashi

和菓子のおはなし えんなり

第8話 懐かしくて新しい。フレーバー煎餅というこれからの新定番<br />
田中屋せんべい總本家・岐阜県

150年続く伝統の味と製法が現代の生活にマッチ

「わぁ、懐かしい!」「子どものころ、おばあちゃんちにあったのと似てる!」
えんなりスタッフの打ち合わせテーブルで、小さな歓声が上がったのは、岐阜県大垣から取り寄せた、みそ入大垣せんべいをつまんだときだった。

田中屋せんべい總本家 みそ入大垣せんべい

田中屋せんべい總本家が150年間焼き続けているみそ入大垣せんべい。最大の特徴は、焼く前の型に薄い油の層をつくる「つや付け」にって生まれる、独特の「つや」。また、その日の生地の状態を見ながら、焼く時間や火のあて方を変えている。卵は使用せず、自家製麹味噌と国産小麦粉、砂糖、ゴマと水、という極限までシンプルにした材料が、食べやすさの秘密。

調べてみれば、発祥の地は岐阜県の大垣。安政6年(1859年)に考案されたせんべいは、1枚ずつ型に入れて焼く手焼きの製法も、甘みのある麹味噌も、150年間変えることなく守られ続けられているという。「素朴だけれど意思を感じさせるおせんべい」というのが、えんなりスタッフの印象だ。

では、その田中屋をえんなり流にプレゼンテーションするとしたら、また、今の自分たちの生活に取り入れるとしたら…。そのとき目にとまったのが、「玉穂堂」というシリーズ。さまざまなフレーバーはあるけれど、素材はシンプルで今の健康志向にはマッチする。そして、一見新しく見えたパッケージと名前は、調べてみれば、田中屋が創業したときの屋号だとわかった。

田中屋せんべい總本家 「玉穂堂」シリーズのお煎餅

「玉穂堂」シリーズのお煎餅。フレーバーは、柚子・コーヒー・かぼちゃ・ピーナツ(9~2月限定)・ごま・ミント・ココナッツ(3~8月限定)・まっちゃ(4~8月限定)の8種。各432円(税込み)。

主張しすぎないお煎餅のだからこそ活用シーンは無限大

えんなりスタッフが再び集まったある日、8種類あった「玉穂堂」のフレーバーをずらりと並べて試食し、それぞれの好みを好き勝手に言い合った。「お茶と合いそうなのは、このミント煎餅」「コーヒー煎餅はやめられなくなる!」「アイスに乗せてみたら、面白いかも。たとえばこの、かぼちゃ煎餅とか…」。しっかりと素材が生きていているけれど、決して強く主張しすぎず、自分好みにカスタマイズしたくなる。

どんどん出てくる感想やアイディアを、とりまとめるのはえんなり店長の仕事だが、今回はかなり頭を悩ませた。好みは別れるし、いろいろ食べるほどに好きなものが増えていく。その結果、みんなの好きなところをいいとこ取りしたえんなりオリジナル商品をつくることに。生まれたのは、「ミントとカカオのお煎餅」! すでにあった「栗とカカオのお煎餅」とともに、新しいパッケージで店頭に並ぶことになった。

玉穂堂のニューフェース「ミントとカカオのお煎餅(えんなりオリジナル)「栗とカカオのお煎餅」

「ミントとカカオのお煎餅(えんなりオリジナル)」864円、「栗とカカオのお煎餅」864円(税込み)。「玉穂堂」のマークはそのまま残しつつ、スタイリッシュなパッケージで登場。ミントは乾燥したミントハーブティーの葉を粉砕して生地に練り込んでいる。

伝統を守った製法、シンプルな素材と風味、そして食べるほどにおいしさを感じられて、ハマっていく感覚。これまでの田中屋と玉穂堂のお煎餅すべてに共通するこれらの特徴を受け継ぎ、新しく生まれたミックスフレーバー。「これは男性への手土産にもイケる!」「朝食のシリアル代わりにしたら、おいしそう!」…と、さらに活用イメージがふくらんでいった。

懐かいお煎餅が、今の暮らしになじむと、こんなにも活用シーンが広がる。その根底には、半年眠らせた優しい味の岐阜県産小麦粉、シンプルだけど伝統的な製法、そして田中屋せんべい總本家六代目の田中裕介さんの挑戦が息づいている。けれど、頑固で主張が強すぎることは決してない。食べる人それぞれに、それぞれのシーンに、自然と溶け込んでいって、愛される。それが、玉穂堂のよさなのだ。

お煎餅をアイスにトッピング!互いに風味が引き立つ新しい食べ方

アイスクリームにトッピングしたのは、玉穂堂のかぼちゃ煎餅とごま煎餅。トレイの上のコーヒー煎餅(左下)は、小さく砕いてミルクをかけてシリアル代わりにも。

煎餅といっても、和のシーンだけとは限らないのが、玉穂堂シリーズの特徴。写真のように、アイスにトッピングして熱いコーヒーと一緒にいただくのも、ひとつの楽しみ方。アイス、煎餅それぞれのフレーバーが引き立ち、深みのある味わいになります。ハロウィンシーズンは、かぼちゃのケーキやスイーツにかぼちゃ煎餅をトッピングするのも素敵!

えんなり

「えんなり」とは、「優美で風情がある」「粋」という意味の古語。日本全国からセレクトした和菓子3ブランドを期間限定で展開している。自分のおやつ用にできる単品、手土産に使えるセットものなど、用途に合わせて選べる。

えんなり

ニュウマン(エキナカ)
※ご利用にはJRの入場券が必要です。
電話:03-5357-7683
営業時間:8:00~22:00(土日祝は21:30まで)
Webサイト:えんなり
instagram:えんなり公式アカウント

田中屋せんべい總本家(岐阜県) 
2017年9月16日~11月30日
田中屋せんべい總本家
柿の専門 いしい(奈良県) 
2017年10月1日~10月30日
柿の専門 いしい
茶菓工房たろう(石川県) 
2017年10月1日~10月30日
※たろうのようかん/はなことたろう限定展開
茶菓工房たろう

 

※表示価格はすべて税込み価格です。
※2017年10月時点の情報です。

 

illustration/Amigos Koike
photos&text/luminemagazine


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