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#06 手間をかけたぶんだけ、おいしい! 東京土産にしたい「おせんべい」/富士見堂(東京都) | Wagashi

和菓子のおはなし 04/28 更新

#06 手間をかけたぶんだけ、おいしい! 東京土産にしたい「おせんべい」/富士見堂(東京都) | Wagashi

和菓子のおはなし えんなり

第6話 手間をかけたぶんだけ、おいしい! 東京土産にしたい「おせんべい」 富士見堂・東京都

身近すぎてわからなかったおせんべいのスゴさ

おかき、あられ、醤油せんべい、海苔せんべい…。子どものころのおやつとして、誰もが食べてきた「おせんべい」。お茶菓子として、家によくあった「おせんべい」。えんなりスタッフは、その懐かしい味をつまみながら、来たるゴールデンウィークの東京土産は何がいいか、という話で盛り上がっていた。

「これだ!」

富士見堂で人気の各種のせんべい

富士見堂で人気の各種のせんべい。左が「白ほおばり」(山椒塩つき)・「黒ほおばり」(七味唐辛子つき)各598円13枚入り。右上は酸味が効いた「れもん」410円、右下は揚げたおかき「まくらぎ」540円。

富士見堂で人気の各種のせんべい

カゴ入りの「東京日和 若苗」7種入り2,160円。

おいしくて誰もが大好きで、ヘルシーで。東京の下町では今でも手づくりされていて。身近すぎて見逃しがちだけれど、「おせんべい」こそ、東京土産ではないか! 下町に工房はいくつかあるものの、生地から一貫して手づくりしているおせんべい屋さんは、ほとんどないという。そんな中、若手職人を育て続け、新しい発想で生地づくりからすべて行っている工房があることを知った。それが、富士見堂だ。

お客さまにおすすめするには、自分たちがまずは知ること。そして感じること。えんなりスタッフは、製造の現場に何度も足を運んだ。

つくり手の思いはちゃんと味に表れる

せんべいづくりの行程は、想像していたよりはるかに手間がかかっていた。まず、素材や仕込みの段階からして、スゴい。契約農家から玄米のまま仕入れ、生地をつくる前日に精米し、製粉。水を入れて蒸かし、練り、つき、それを延ばす。延ばした生地を常にチェックしながら乾燥させること約半日。そこからようやく、「焼き」の作業に入るのだ。

富士見堂のせんべいづくり:選り

乾燥具合を素手で確認し、選別をする「選り(より)」の作業。乾燥やふくらみ具合、形を瞬時に判断する、まさに職人技。

富士見堂のせんべいづくり:焼き

始めは白、やがてうっすら肌色に変化し、こんがりきつね色になるまで両面を焼き上げる。この焼き色を見逃さないよう、釜の中のすべてのせんべいを見ながら焼く。

富士見堂のせんべいづくり:揚げ

「白ほおばり」などの揚げせんべいでは、「揚げ」の工程を経て、その後にさっぱり仕上げるための油切りを行う。揚げ油は、圧搾法で絞られた無添加の一番搾りのなたねサラダ油。

富士見堂のせんべいづくり:味付け

最後に味付け。せんべいの種類によって醤油による下味を調整し、その上に上味をつけて調整。さらに、海苔や塩などのふりかけを行って(写真)、完成!

「焼き」から「味付け」まで、すべてが手作業だということも、工房を見て初めて知ったことだった。知ってから食べると、素朴な味わいに奥深さを感じ、シンプルな見た目から凛とした佇まいを感じるから、不思議だ。あまりにも身近な存在すぎて、そのスゴさに気づかないだけだったのだ。

そして、おせんべいにも季節感はある。春先には梅の形、初夏には抹茶味、秋には…、と繊細な季節感をせんべいに表現し、箱や包装にも反映されている。それならば…と、えんなりスタッフは、これから初夏にかけての東京土産として、コロンと丸いカゴにおせんべいを詰め合わせにすること(アソート)を提案。涼やかでかわいらしいカゴ入りおせんべいが店頭に並ぶのは、もうすぐだ。

和菓子のたのしみ 東京土産に初夏の味の詰め合わせ「凛花(りんか)」

えんなりオリジナル商品「凛花~初夏~」864円。宇治抹茶、れもん、ハーブソルト、
黒米揚げ、かつお七味、一口のり、一口しょうゆ、4種あられ(ちりめん、梅、えび、しらす)の8種入り。6/20からは「凛花~夏~」となり、内容や包装が一部変更になります。

久しぶりに会う友達に、気負いのない手土産を、と考えてつくったのが、えんなりオリジナルのアソート「凛花」。1,000円でおつりが来るという手頃感、小さなカゴ入りという演出、えんなりスタッフがアイディアを出した“ハーブソルト”入り。新スタイルの「おせんべい」は、どんな相手にも喜ばれること間違いなし!

えんなり

「えんなり」とは、「優美で風情がある」「粋」という意味の古語。日本全国からセレクトした和菓子3ブランドを期間限定で展開している。自分のおやつ用にできる単品、手土産に使えるセットものなど、用途に合わせて選べる。

えんなり

ニュウマン(エキナカ)
※ご利用にはJRの入場券が必要です。
電話:03-5357-7683
営業時間:8:00~22:00
Webサイト:えんなり
instagram:えんなり公式アカウント

富士見堂(東京都) 
2017年5月1日~8月15日
富士見堂
菓游 茜庵(徳島県) 
2017年4月1日~7月2日
菓游 茜庵
菓心おおすが(滋賀県) 
2017年3月1日~6月30日
菓心おおすが

 

※表示価格は特記されているものを除き、全て税込みです。
※2017年4月時点の情報です。

 

illustration/Amigos Koike
photos&text/luminemagazine


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