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私たちのクリスマス★の巻 #04 新宿で学んだ、じぶんのじかん | Tokyo Trip

トーキョートリップ物語 12/25 更新

私たちのクリスマス★の巻 #04 新宿で学んだ、じぶんのじかん | Tokyo Trip

ルミネマガジン編集部がゆく! トーキョートリップ物語 まだ知らない東京を旅する、3人娘の珍道中。

私たちのクリスマス★の巻

#04
新宿で学んだ、じぶんのじかん

みなさんメリークリスマス!

 

新宿を歩く人は、なんて早足なんだ。今から10年前。新宿で働きはじめたばかりの、社会人一年目の私は衝撃を受けた。

 

それまで自分も歩くのは早いほうだと思ってはいたのだが、上には上がいるものだ。「これからどんな社会人に、そして女性になるべきか」入社したての、お手本となる働く先輩像を模索している時期。そんなとき毎朝、新宿駅から颯爽と、脇目も振らずオフィスへ向かう女性たちの姿がとても眩しく、素敵に映った。今日もたくさんの仕事が彼女たちを待ち受けているのだろう。こんな仕事にひたむきな女性たちこそ私の目指したい姿。純粋にそう思った。

 

そしてそれはいつしか「忙しくしていることこそ、カッコイイ」という価値観となった。オンであろうがオフであろうが、いつも予定をパンパンに詰め込んで、移動は常に小走り。真っ黒なスケジュール帳をみると、何よりも安心した。なぜならそれは私が憧れた、新宿駅を颯爽と歩く女性に近づいている証だと思っていたから。

 

忙しいるーさん

 

しかし、入社から5年ほど経ったある日。
画をかくことが何より好きだった大学時代の友人から、個展の招待状が届いた。

 

いつの間にそんなことに…と驚きつつも、仕事帰りに顔を出した私。そこで、彼女らしさがあふれた作品ももちろんだが、なにより私は彼女の表情に感銘を受けた。その顔は、キラキラして魅力的で、目が離せないのだ。

 

そう。それは、あのとき憧れた女性の横顔に似ていた。そうして私は気づく。5年前、颯爽と歩く女性を見て憧れを抱いたのは、彼女が忙しそうにしていたからではない。夢中になっている姿が伝わってきたからだ。「忙しい」と「夢中」は違う。みんなに平等に与えられた、限りある時間。それを自分の夢中になれるものに使い、大切にする。そんな生活を実は私も送りたかったのではないだろうか。

 

画家の友達とびっくりした表情のるーさん

 

それからというもの、私は自分を忙しくするためだけに予定を入れるのはやめた。そして、自分の時間をつくるようにした。

 

たまにはぼーっと何もしない休みの日があってもいい。急いでいても、ふと景色を眺めるために立ち止まってもいい。そうやってパワーをためて、夢中になれることに全力になろう

 

新宿には、何かに夢中な人があふれている。だからみんな早足で歩く。それは新宿が、ビジネスからエンターテインメントまで、宝石箱をひっくり返したようなキラキラした場所だから。

 

これからも、ここでワクワクしながら生きていこう。クリスマスイルミネーションが美しい新宿駅を、今日も私は颯爽と歩く。その先には、自分が夢中になれる仕事が待っているから。

 

新宿を颯爽と歩くるーさん

 

文/るーさん(ルミネマガジン編集部)

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ルミネマガジン編集部

るーさん/企画(32)
おひとり様歴更新中。仕事ひと筋32年。男勝りのバリキャリ系。優しくされると弱い。
るーさん
みーちゃん/経理(27)
24時間恋愛中。恋も仕事も遊びも、計算高い。が、恋が長続きしないのはなぜか。
みーちゃん
ネネたん/アルバイト(22)
彼氏はフランス人。夢を追いかけ貯金中。口癖はやらぬ後悔よりやって反省。
ネネたん

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illustration/Mai Takewaki
photos&text/Kyoko Nukui


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